ジョニーウォーカーブラックラベル 80~90年代流通
Johnnie Walker BLACK LABEL
グラス:テイスティンググラス
量:30ml
場所:自宅飲み
個人的評価:A+ ヒネ感少なく、濃厚な甘味、重いピートを感じられる。
総合評価(コスパ):★6
ジョニーウォーカーらしいピーティ、スモーキーに合わせて柑橘系のさわやかな香りが立つ。口に含むとシナモン・カルダモンの甘口スパイスから、タリスカーとおぼしき刺激的なスパイシーさが目立ってくる。潮気・カツオ出汁、柚子ピールの香り。
甘口な口当たりにオーキーフレーバーが広がる。スパイスから出汁っぽい旨味。ほどよいコクと甘い香りが余韻として残る。
我が家の晩酌用ウイスキーとして活躍しているオールドのジョニ黒ですが、前回紹介したモノとは別のボトルです。このボトルは、割とヒネ感が少なく、寒さもあってかオフフレーバーが目立たずに美味しく飲めています。ラベル表記から香港の免税店での購入品でしょうか。
ピートに負けないどっしりとした麦芽風味の濃いフレーバーが楽しめます。ショットグラスでのストレート、お湯割り、ハイボール、何でもイケるオールマイティさが嬉しいですね。
オールドボトルは保管状態によっては香りが変質してしまいとても飲めない、あるいは枯れてしまうボトルもありますが、今回のは大当たり。現行品とほぼ同価格で買えますから、ついこちらを選んでしまいます。1つ前に購入したボトルは金属臭が強く、ボトルを冷やしてハイボールにしないと飲めませんでした。
現行品は個人的趣味ではありますが、黒よりも赤の方がコスパと味のバランスが良い気がします。現行品の黒も素晴らしいんですが、飲むとさらに良いモノを飲みたくなってしまうという悪循環が…(笑)。
1990年代以前蒸留はどっしりと重い麦芽風味、旨味が強いです。これはスコッチ・ジャパニーズともに同様の傾向を感じます。オールドボトルの方が美味しいという方もいますが、僕は毎日飲むには重いですね。
気軽に飲むには現行品の方が良いです。蒸留方法や麦の違いだけではなく、時代に合わせたブレンドの方向性というのもあると思います。