メインバライル2000 キングスバリー
KINGSBARY MAIN BARAIL 2000 AGED 15 YEARS
個人的評価:A+
総合評価(コスパ):★6
燻製ぽいピートの裏に強めのヨード。ドイツパン、鉛筆のような乾いた木香。
ひんやりとした口当たり、ハチミツ、マクワウリ、魚介だし。
雑味は少なく、旨みとヨードが残る余韻。
時間をかけると麦芽風味にまったりとした甘さが開いてくる。
キングスバリー社がリリースしたシングルカスクのブレンデッドモルトになります。
シングルカスクのブレンデッドモルトと聞くと???となると思いますが、原酒をニューポットの段階でブレンドし、それを1つの樽で熟成させたという実験的なモルトです。
比率は公表されており、アードベッグ60%、ラフロイグ35%、ボウモア5%となっています。近年のアードベッグはあまり甘さを感じませんが、このボトルはハチミツを思わせる甘さがハッキリと出ていてラフロイグやボウモアをブレンドしたことによるものかなと思います。
こういったブレンデッドモルトは「このニュアンスはアードベッグかな」「このへんはラフロイグっぽい」などと推測しながら飲む楽しさがありますね。
それとオフィシャルボトルのレギュラー品にアードベッグ、ラフロイグともに15年以上のものはすでにありませんので、そういった意味でもお得感を感じます。