だーさんのウイスキー広場

安いものからそこそこ高いもの、オールドボトルまで。ウイスキーラヴァーのテイスティング記録、ウイスキーブログです。

モートラック 1998 18年 54.7% リフィルシェリーバット

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 The maltman

MORTLACH Aged 18 years

Distilied 1998 Bottled December 2016

Refil Butt 54.7%

個人的評価:S

総合評価(コスパ):★5
一瞬の紅いベリー感、サクラドロップ、青草、マーマレード。奥にパイナップル、
口に含むと草の根のようなわずかなえぐみとオレンジ、シトラス、ライム。中盤にはオークとともにキャラメル、ナッツの芳醇でオイリーな余韻


The maltmanはメドウサイドブレンディング社が出しているボトラーズのシリーズで、2009年から活動開始と比較的新規のボトラーズになります。

今回のこのモートラック。他のテイスティング記録を診ると開けたては非常に硬かったようですが、僕が飲んだ際は漢方やタンポポと表現されていた青っぽさはいい具合のアクセントに収まっていて素晴らしい香味が感じられました。

リフィルシェリーバットに対して良い印象がなかったのですが、このボトルは原酒自体と樽の香味がうまく一体感が出ていて思わずその場で一本注文してしまったボトルです。

「箸休め的なモルト」と某バーのマスターは言っていましたが、僕にとっては箸休めというよりもメインを張れる素晴らしさでした(笑)。

モルトバーには割と置いてあるようですので(東京近辺であれば2軒は知っているので知りたい方は言ってください)、ぜひ飲んでみてもらいたいと思います。

グレンロセス 2006 67.1%(海外からウイスキー買ってみた)

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THE GLENROTHES SINGLE CASK #5469  2006 

EXGLUSIVE  TO ABBEY WHISKY.COM CELEBRATING 10 YEARS ONLINE

 

個人的評価:S

コスパ:★6

吟醸香に似たスピリッツのニュアンス。スモモ、ブドウ、ワックス、木香、キャラメル、後半にミント。

ミルキーな口当たりに不思議と熟成感、プルーンの甘さにしっかりとした麦感がマッチする。中盤以降に出るタンニンとハーブが全体を引き締める。時間をかけるとみかん、オレンジのニュアンスも顔を出す。

年数の割にバランス良くまとまっている。

 

イギリス国内向けに好評を博したグレンロセス2006#5454。

カスクナンバーが近い#5469のシングルカスクが発売されたとのことで、#5454が買えなかった私は個人購入してみることにしました。

このボトルはイギリス国内にあるウイスキー通販サイト、abbey whiskyの10周年記念としてリリースされたシングルカスクになります。

スペックも2006蒸留のシングルカスクと最近流行の短熟シェリー樽熟成ロセスとなっております。

 

購入したのはこちらのサイト

Abbey Whisky Online Whisky Shop | Buy Single Malt Scotch Whisky

ネット表記では67ポンドとなっていますが、海外に輸入する場合は消費税がかからないため、58ポンドとなっております。

僕の場合は2本買いました。58ポンド×2と送料51ポンドの計157ポンドでした。

上記の支払いとは別に配達時に関税支払いがあり2700円ほどでした

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初めての海外購入でしたが、今は本当に簡単に買えますね。

グーグル翻訳を駆使すれば発注は難しくないですし、スペックもしっかり出てますからね。

ただ送料が高いので複数本(本来なら5本以上)で買った方がお得だと思いました。

これも最近人気の単純にべったりシェリーなボトルではなく、シェリーをまとったレベルの高い一本という印象でした。

参考にして頂ければ幸いです。

アプルヴァル XO


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APREVAL XO

個人的評価:S

総合評価(コスパ):★6

酸味を伴うリンゴのエステル香、紅茶、シナモン、カルダモン。中盤のオーク香は多層的だが渋味は少なく爽やかな森林。余韻はわずかなコーヒー、タバコのニュアンス、しっかりと長い余韻。
口に含むと甘酸っぱい味わいが広がる。アンズ、ビワ。ボディは軽めだがカルバドスにしてはしっかりしている。ドライな後味で舌には残らない。
 
信濃屋さんが直輸入しているカルバドス、アプルヴァルシリーズです。
このXOは18~24年熟成の原酒をヴァッティングしているとのことで、適度な熟成感がありつつリンゴのフレッシュさも残る味わいです。
ブランデーやカルバドス全般は30年以上の超熟原酒になってくると、個人的には好みではなく、このぐらいの熟成感の方が好みだったりします。
 
度数は40度ですが度数以上の飲み応えもあり、ウイスキー好きであれば飲んでみても後悔しない銘柄の1つだと思います。先日紹介したロンサカパXOと並んで、1万円以下の蒸留酒としてコスパはかなり良いです。こちらの方が甘さは少ないですが、リンゴ味がキライでなければオススメです。
ウイスキーでこういった熟成感を出そうとすると大体1万オーバーになってしまうこともあり、ウイスキー以外もなかなか面白い銘柄があるなーと思う次第です。

ご無沙汰しております。

仕事が忙しく、なかなか更新できずすみません。通常業務に加えて学会参加や講習会の運営等々、奔走しておりました。

 

ちゃっかりバーには色々いっていて、少しずつその記事も更新していきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします


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ジョニーウォーカー ゴールドラベル


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JOHNNIE WALKER  GOLD LABEL RESERVE

個人的評価:A

総合評価(コスパ):★5

ヨードのアタックが初めに来る。その後ブラックペッパー、硝煙。時間をかけるとリンゴ、バナナ、桃、柑橘といったフルーツフレーバーが開く。ハチミツ、ゴボウ、終盤はミルクチョコレート。
炭っぽいクセのないほろ苦さに、麦の甘さ、繊細なフルーツ。グレーンの穀物感。余韻はあっさりだが、甘さがほんのりと残る。
 
ラガヴーリンを思わせる強いヨード、タリスカーっぽいガツンとくるピート香が最初にありますが、時間経過と共にキーモルトのクライヌリッシュを思わせる好ましいフルーツ感がジワジワと開いてきます。少しだけクセを効かせた飽きの来ないブレンデッドウイスキーです。
ハイボールでは最初のピートが良いアクセントの飲みやすいハイボール、ロックではフルーティさでスルスル飲めるオールマイティプレイヤー。
 
ジョニーウォーカーゴールドですが、ラベル表記はありませんが15年モノと言われています。キーモルトであるクライヌリッシュのフルーツ感が出てくるのに時間はかかりますが、全体的に熟成感もあるしなかなか良い仕事してるなぁと感じます(上から目線ですが)。

バランタイン12年 1990年前後流通


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Ballantine's 12 years old

個人的評価:A+

総合評価(コスパ):★7

埃っぽさもあるが、ハイランド系の華やかな花の香り。レンゲのハチミツ、煙、ホットケーキ。口に含むとシェリーっぽい甘い果実香。中盤以降はバランタイン味といってもいい独特のフレーバー、長めの余韻が残る。
モルトの甘さの中にほろ苦さを伴う、チョコチップクッキー。中盤はグレーン由来の甘さ、えぐみが支配的。余韻は少なくあっさりとしている。

 

今回紹介するのは高コスパブレンデッドウイスキーバランタイン。1990年代流通のリッターボトルです。

バランタインのオールドボトルと言うと、1970年代のモノが非常に評価が高いのですが相応にオークション市場での価格も高く…。この時代は評価こそ高くありませんが、モルティなコクもあり現行品にもつながるハイランドモルトの良さを感じ取れる穴場ウイスキーです。

目立たないけどゲームを落ち着かせる守備的なボランチ。こういうウイスキーがあるととりあえず一杯目にも使えるし、良いウイスキーの前座にもなりますし、自分が落ち着くボトルは嬉しいですね。

ブラインドテイスティング:マッカラン18年 2016リリース


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MACALLAN 18 Years Old

個人的評価:S

総合評価(コスパ):★5

 

テイスティング記録

樽:ファーストフィルシェリー中心に少量バーボン樽バッティング?
地域:ハイランド
度数:43% 
熟成年数:18年程度
蒸留所:グレンドロナック21年 (マッカラン18年?)
 
香り:上品かつ、香り高いブドウ、いちご。中盤には強めのオーク香。余韻はダークフルーツが中心、非常に長く官能的。
味:オロロソ樽っぽい甘い口当たり。麹のニュアンスに力強い麦っぽさ。わずかにチーズ。青草が終盤にわずかに出現。嫌みな要素はほとんど感じない。

 

オフィシャル限定という縛りで出してもらいました。

予想の経緯ですが、色の時点でオフィシャルでシェリー中心に限定。思った以上にリッチなシェリー系の香味がキッチリ出てきます。多彩な香味というよりはがっつりシェリー系、ミドルエイジ以上の熟成感と予測。中盤にオーク香が出てきたので、ここでバーボン樽も入ってる?とミスリードしてしまいました。

シェリー中心のミドルエイジヴァッティング、しかもノンピート系と考えると候補は絞られます。マッカラン18年、グレンドロナック18年、グレンドロナック21年、グレンゴイン21年。オーク香を拾っていたのでグレンドロナック18年と考えましたが、その割には力強さがあり、マッカラン18年と悩んでドロナック21年を最終回答。

 

テイスティング記録を見ると、酵母臭に強い麦芽風味とマッカランの要素はしっかり拾っていましたのでまぁよしとします。

マッカラン18年は1996、1997、今回の2016リリースと近年は飲んでいますが、新しくリリースされる度にシェリー感が薄くなっているような…。

 

マッカランは年間生産量が600万リットル。樽が400リットル入ると考えても、年間1万5000樽に詰めている計算になります。それだけの樽を全て高品質で揃えるのは正直無理があるでしょう。

大量生産でこの味を保っていること自体が、もしかしたら奇跡的なことなのかもしれません。