だーさんのウイスキー広場

安いものからそこそこ高いもの、オールドボトルまで。ウイスキーラヴァーのテイスティング記録、ウイスキーブログです。

竹鶴17年

 

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竹鶴 PURE MALT 17年

グラス:グレンケアン

量:30ml

場所:家飲み

個人的評価:A+~(S) 

総合評価(コスパ):★6

 

香り:コーヒー、プラム、キウイ、キャラメル、タンニンを含むベリー香。口に含むと少しのサルファリー、オイリーな甘い香り、みかん、シナモン。ココアのようなウッディネスが長く続く。

味:柔らかなフルーツ、トースト、焦げ感。アルコールの刺激はほとんど感じず、バターやフィナンシェのような甘味・旨味が広がり、ピートのほろ苦さと果実の味わいがリッチな余韻として残る。

 

オフィシャルらしい多層的なアロマ、リッチな余韻。43%ながらボディも厚みがあります。値上げで現在は定価付近で7500円程度、ネット通販では1万オーバーになってしまいました。定価付近であればミドルエイジのウイスキーとして必要十分な価値があると思います。

 2015年9月の大規模なラインナップ整理、値上げの中で品薄となり、なかなか見かける機会が減ってしまいました。

 

品薄となったことで希少価値が高まり、ネットオークションでは高値で取引されています。ウイスキーブーム以降にウイスキーを飲むようになった人には、竹鶴17年て飲んだことのない、値段だけが高いような印象が先行してしまう気がします。

実際は定価の7500円程度では十分な味わいを持っていると思いますし、ニッカの伝統的な味わいが体現されています。ニッカの本気、というかよりレベルの高い味わいを求めるならば買い求めるのも良いかもしれません。定価で買えなければ僕はバーで飲みますね。1万オーバーでは買いません。