だーさんのウイスキー広場

安いものからそこそこ高いもの、オールドボトルまで。ウイスキーラヴァーのテイスティング記録、ウイスキーブログです。

グレンフィディック14年リッチオーク

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Glenfiddich Aged 14 years RICH OAK

グラス:テイスティンググラス

量:30ml以上

場所:家飲み

開封時期:開封一か月程度

個人的評価:A+ 個人の好みが反映された上での評価です。

総合評価(コスパ):★5

 

洋梨、リンゴ、濃厚なバニラの甘い香り立ちにオーク、フレッシュライムの酸味のあるフレッシュな香りが続く。中間以降で樽由来のフルーティな香り、若木のフレッシュな香りが出現し、フィニッシュまで継続する。
口当たりは滑らかで甘口。後半はオークの香りがたつとともに若干の渋味。余韻も渋味を残すフィニッシュ。少量加水すると甘味は抑えられ、乾いた木香・フルーティさが開くが口当たりにはスパイシーさが加わる。

ハイボールではフィディック特有の甘味が良く伸びるため、好みが分かれると思われます。

 

グレンフィディック12年の風味に加えて強いオーク香が支配的にあります。新樽でエキスが十分に出る事に加えて元々主張の少ない酒質ですから樽の影響をダイレクトに感じます。僕にはどの要素がアメリカンオークなのかスパニッシュオークなのかはちょっとわかりませんが、森林浴系な風味があり樽由来の香味バリバリを好む人にとってはマストアイテムです。

また、これだけオーキーな香りを前面に出したモルトは少ないので1本抱えるというより経験的にBARで飲んでみるのが良いかと思います。

シーバスリーガルミズナラエディションと共通点を感じます。元々のスタンダード12年に強いオーク香の後付け。元々の甘くて柔らかい酒質が好きであれば1つ上のレベルと感じられます。

 

個人的にはこのタイプありというか結構好きな部類です。開封直後は甘味の主張が強かったですが、落ち着いてくるとフィディックの素直な酒質に樽材の味が出てかなり好みな味わいでした。少量加水でスパイシーさを引き出してゆっくりくつろいで飲みたいですね。夏以外ではほとんどロックは飲みませんが、ロックも良さそうな印象です。