だーさんのウイスキー広場

安いものからそこそこ高いもの、オールドボトルまで。ウイスキーラヴァーのテイスティング記録、ウイスキーブログです。

グレンゴイン カスクストレングス

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GLENGOYNE CASK STRENGTH BACH3 58.2%

グラス:テイスティンググラス

量:15ml×2(片方は加水)

場所:自宅

オススメの飲み方:ストレート

個人的評価:A+

総合評価(コスパ):★7

香り:生クリーム、カシス、コショウ、カカオ、若干の生木がハイトーンに吹き付ける香り立ち。口に含むとベリー系フルーツ、オレンジ、スパニッシュオークの香り。余韻はカカオとオーク、ドライクランベリーの甘酸っぱい余韻、ふわりとしたバニラ香。
味:ビターチョコを思わせるオイリーかつ甘味・苦味の混ざったニュアンス。中盤にはバタークッキー、麦芽の甘味、後半にスパイスが広がり、ドライでキレのよい後味。
*時間経過と共にチョコレートケーキを思わせるお菓子の甘い香りを感じる。

 

比較的地味な扱いのグレンゴイン。ブログやfacebookでも取り上げられていることが少ない銘柄ですが、なかなか良い味わいでした。

おそらくはシェリー樽原酒とバーボン樽原酒のバッティングでシェリー比率高め、ノンエイジながら体感では10年以上の熟成感があります。若い原酒に加えてミドルエイジの原酒も若干含まれていそうな構成、シェリー樽原酒はオロロソ中心と推測。ハイプルーフで6000円前後の価格はなかなかコスパが良いです。ネット上では5000円台前半で販売しているところもあります。

ストレートではシェリー風味とフルーティな香味がバランス良く合わさって良い味わい。近年のグレンゴインでよく言われているように樽材の影響が強いと思いますが、過熟ではなく好みの部分でしょう。

 

最近はオフィシャルのノンエイジカスクストレングスのリリースが増えて、それでいて全体的にレベルの高い味わいと感じます。今回のグレンゴインの他にも、アラン・スプリングバンク・ベンリアックなどがリリースしていますね。ベンリアック以外は飲みましたが蒸留所ごとの個性が出ていて良いなと感じさせる要素が多かったです。

 

子供が生まれて間もないため、しばらくは家飲み中心でおかわりネタや雑談ネタが増えるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします。