だーさんのウイスキー広場

安いものからそこそこ高いもの、オールドボトルまで。ウイスキーラヴァーのテイスティング記録、ウイスキーブログです。

グレンフィディック12年

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Glenfiddich Aged 12 years

グラス:テイスティンググラス

量:ハーフショット

場所:BAR飲み(BAR Enlightment)

個人的評価:A 入門編として勧められる理由がある。

総合評価(オススメ度):★5 700mlで3000円程度

 

わかりやすい甘い洋梨、メロンの香り。甘い口当たりで酒質は柔らかく中間は平坦な印象、その後蜂蜜。樽観は若木の香り。12年でちょうど良い熟成感を感じる。

シングルモルト入門編として必ず名前が挙がるグレンフィディック。そのスタンダードボトルとなる12年です。グレンフィディックシングルモルトを初めて世に送り出した蒸留所です。それ以降シングルモルトは世界中で飲まれるウイスキーのスタンダードになりました。

グレンフィディックの特徴としてはヴァッティングした原酒を一定期間オーク樽などで後熟しています。基本はアメリカンオーク樽だそうですが、21年は一定期間でフィニッシュが変わり、現在はラム酒貯蔵後の樽を使った後熟のようです。

 

クセがなく、樽の影響を強く受ける酒質と後熟の愛称は良く、現行の12年あたりがバランス良く飲める気がします。今飲むと、「これ美味いね」というより「これわかりやすいね」と感じます。ピートやスパイスなどの刺激はほとんどなく、洋ナシの甘い香りに甘い口当たり、後半には樽由来のウッディさと初めて飲んでも良い要素を拾いやすい味わいです。