グレンゴイン21年
GLENGOYNE Aged 21 years
個人的評価:S
総合評価(コスパ):★5
穏やかな香り立ちのシェリー香。フレッシュベリー。強めのオーク。煮詰めた黒糖、ワインで煮詰めたイチジク。コーヒーのニュアンスもあり。香りは多層的で熟成年数に応じたオフィシャルらしい複雑さ。
ゴインらしいふくよかなパンのニュアンス。黒糖、高級な小豆餡、酸の強めなコーヒー。強めのタンニンを感じる。
43%加水でおだやかな作りでハーフショットで爆発するシェリーを期待すると拍子抜けします。
近年リリースの多い単熟濃厚シェリー系のような爆発力はないですが、ワンショットを時間をかけてしみじみと向き合いたいモルト。ボトルで抱えたり、バーでワンショットをボトルの減りに合わせて変化を楽しんで欲しいモルトです。
多層感や濃さのレベルは大きく異なりますが、以前飲んだドロナックのグランデュワーと方向性は近いと思います。
グレンゴインの酒質は比較的プレーンでミドルエイジとなってくると若干タンニンが強く感じられる側面もありますが、ボトルの減りに合わせて軽減されてくることを期待しています。