だーさんのウイスキー広場

安いものからそこそこ高いもの、オールドボトルまで。ウイスキーラヴァーのテイスティング記録、ウイスキーブログです。

アイラミスト8年 おかわり

 

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ISLAY MIST Aged 8 years (再評価)

量:30ml

時期:開封半年程度

*開封直後よりも半年経過した現在の方が香味が開いた印象。

場所:家飲み

個人的評価:A ラフロイグのニュアンスが強いが飲みやすく作ったブレンデッド

総合評価(コスパ):★4 ヨード香が欲しければ+1000円でラフロイグ10年を買って良いと思う。

 

トップノートはリンゴ、バナナの香り立ち。ピート・ヨード香は奥まっている。口に含むと華やかさと同時にラフロイグらしいヨード香が口の中を支配し始める。エステル系の香りもあるが、根底にヨード香が常に存在して余韻も長めに残る。

口に含むとスパイシーさはなく、まろやかで穏やかな甘味と若干の苦味が広がる。中間以降はグレーンの香味が出現して最後までヨードのニュアンスが残る。

ハイボールにするとヨードとエステル、甘味も残る味わいで非常に美味しく飲める。コクという部分ではラフロイグに劣るが及第点な味わい。

 

開封後半年経ったボトル。ウイスキーは経年変化しないと言われますが、飲んでいく中での変化がけっこうあるように思います。

このアイラミスト8年ですが開封直後は正直あまり良い評価は感じませんでした。でも時間をかけて飲み進めていく中で徐々に香りが開いてきました。変化としては中間以降も強く残るヨード香、ラフロイグの個性がしっかり出てきたように感じます。

トップノートは華やかで飲んでみると強いヨードが残るというのがラフロイグの特徴と感じます。アードベッグは逆にトップノートが強いヨードで後味は爽やか。キルホーマン、ラガヴーリンは最初から最後まで強いヨード香があります。

蒸留所ごとの特徴を踏まえて飲むために並列飲みをよくしますが、アイラのヘビーピート系でもかなりニュアンスが異なるのでとても面白いです。なかなか行う機会はないかもしれませんが、ぜひ試してみてください。