ジョニーウォーカー ブラックラベル
Johnny Walker Black Label
グラス:テイスティンググラス
量:ワンショット(30ml以上)
場所:家飲み
個人的評価:A 香りのデパート。ミスターブレンデッド。初めて飲むにも良いし、戻ってきてわかる良さもある。
総合評価(コスパ):★8 この味が2000円ちょっとで手に入る。十分以上の価値がある。
近所の量販店で約2000円で購入(700ml)
昔は海外旅行の免税店の定番お土産だったようですが、月日が流れて今は2000円と手ごろな値段で手に入りますね。
トップノートはシェリー香を中心としたエステル香、ナッツのようなオイリーな香りもあります。ほんのりと潮、煙の香り。エステル香は干しブドウ、アルデヒドで乾いた牧草のニュアンスがあります。
口に含むとまずは煙、ピート、潮とタリスカーのような印象が襲ってきます。同時にフレッシュなリンゴ、チェリー、柑橘のニュアンス。
味わいは麦芽由来の甘さを感じますが、スッと消える淡い味わい。
アイラモルトのニュアンスが強いですが、少しだけ加水するとシェリーの甘い香りが際立ち、味わいの中ほどに木香が感じ取れます。このあたりはラガブーリンでしょうか。
インパクトを生んでいるのはアイラモルト中心ですが、香りの多様性は様々な原酒の組み合わせのせいでしょうか。
個人的には、蒸留所がたくさんあるスコッチウイスキーは「これがスコッチ!」という分類が難しい気がしていて、ウイスキーらしさを表現しているのはジョニーウォーカーを初めとするブレンデッドウイスキーという印象を持っています。
ブレンデッドの銘柄もたくさんあり、それぞれ個性を持っていることがスコッチウイスキーの懐の深さを感じさせます。